ショーン三宅様、
二週間前にこの連載を始めましたが、予想以上の反響がありました。いえ、言い方を変えたほうが良いかもしれません。物すごい反響です。
「言いたくても言えなかった事を言っていただき溜飲を下げました」という方もいらっしゃいました。「彼のやった悪事をこういう風に日系社会へ知らせて欲しかったんだ。どんどん行ってくれ」というメッセージもいただきました。
そして、「私も一言申し上げたく」と言って手記を送ってくださった方も何人にも上ります。今回は、その中の一つを拝借します。この方は現在、サクラ・ガーデン(旧敬老引退者ホーム)にお住まいです。
“敬老を売却した三宅氏の罪は重いと私は思います。許されるものではありません。
三宅氏は二つの理由で敬老を売却したと私は理解します。一つは、二世・三世の時代になって入居者が少なくなったという理由でした。新一世の事には触れていません。
現在アメリカには、80万人の日本人がいます。毎年7,000人の人がpermanent visaを取得しています。
すでに入居者の60-70%が新一世なのに、三宅氏も敬老理事会も新一世のことは無視しています。前理事長のカワナ氏は、敬老は二世・三世のもので新一世のものではないと公言しました。敬老の定款にはそのような事は書かれてありません。
もう一つの理由は、65才以上の老人は自宅療養を選び、施設に入らなくなったので需要が減ったと言うものです。経費の政府負担を節減するため政府は自宅介護を奨励していますが、実際には介護医療施設で死亡する人の数は増えています。高齢者が急速に増え、老人病が深刻さを増して来た時代に、老人ホームや介護施設の需要は増える一方です。減る事はありません。
三宅氏が売却する理由として上げたものはどちらも間違っています。間違った理由をでっち上げて売却した三宅氏の罪は重いと思います。侍の世ならば、ハラきりかクビきりの重罪です。
一方、Sakura Gardensは売られてしまい、元に戻す事は出来そうにありません。Sakura Gardensが評判を落し、入居者が減り、日系以外の人が入って来ると、 日本文化を重んじた運営が出来なくなります。そうなると、嫌な思いをするのは私達入居者です。
三宅氏は憎い。しかし、Sakura Gardensは今まで通りに日系人の施設である事を私達は願っています。すでにSakura
Gardensは、「日系人で埋める事が出来なければ、多人種を入居させざるを得ない」と言っています。これだけは何とでも阻止したいと思います。そうでなければ、ここに来た理由がありません。”
拝啓 ショーン三宅殿、
あなたが積み重ねた理不尽を暴こうと思いついたときには、10本も書くとネタが切れるのではないかと心配でした。ところが、蓋を開けてみるとどうですか。多くの声援が待ち構えていました。新しいネタを提供してくださる人もどんどん現れています。今回のように、「私も一言」と言って文章を送ってくださる方も少なくありません。
というわけです。始めたときには月に二回の割りで続けるつもりでしたが、急遽予定を変更します。週一の割りで書き続けます。あらためて、よろしくお付き合いください。
ジョン金井
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