ショーン三宅 & 敬老理事会様、
前回、“高いレントを払っていることは聞いて知ってましたが、2017年のレートで行くと月額$13,608です”と書きました。そうしたところ、いきり立たれたご婦人が何人もいらっしゃいました。そして、「そんなバカなことがあってたまりますか」と口を揃えたのです。
オフィスと会議室の総面積が分からないのでスクエア・フィート当りのレント額をはじき出すことはできませんが、私のような者にとっては、それが途方もない金額のように思えてきます。2017年2月現在の職員の数は12人です。すると、職員一人につき$1,134のレントを払っていることになります。
いや、忘れてました。新しくCEOに就任されたLeona
Hiraoka氏がいらっしゃいました。合計13人ですと、一人当りのレントは$1,046ということになります。素人考えですが、職員一人当りのレントが$1,046という企業はあまりないように思うのです。
たぶん、となりの職員の姿が見えないほどにゆったりとした空間なのでしょうね。このように想像を膨らませると、以前書いた「新ビジョン構想」が思い浮かびます。New Vision
Frameworkを“新ビジョン構想”と訳したことに対して、“英語を習い始めた日本の中学生でも、Frameworkを構想と訳すことはない”と綴ったことがあります。このようなだらしない仕事が一人頭$1,046のレントを払いながら成されていると思うと、身震いが止まらなくなるのです。これは、私だけの話ではないでしょう。
話の矛先を変えましょう。前回書きましたように、420
E. Third St, Suite 1000, Los Angeles, Ca
90013 のリースは2014年の7月に契約されました。そして三宅さん、あなたとあなたの率いる職員は2014年12月には入居を完了しました。
不思議ですね。2014年7月の時点では、旧敬老四施設を買ったパシフィカ社のパの字も出ていなかった。2014年7月とは、パシフィカ社が現れる前に旧敬老四施設の売却を求めたEnsign社とのエスクローが始まった時ですね。エスクローの開始というのは、アメリカに住む者であれば誰もが知るように、売却の完了を意味するものではありません。アメリカ社会の常識です。
多くの人が経験するのは家の売買でしょう。エスクローがクローズするまでは、何が起こるか分からない。エスクローが始まったからといって、次へ移る場所を決め契約することはできない。いや、少し言い方を変えねばなりません。契約はすれど、一つの大きな条件を盛り込まねばなりません。エスクローが無事にクローズするという条件です。無事にクローズしなければ、契約は無効になるという条件です。
三宅さん、あなたとあなたの率いた理事会がそれを知らないはずはない。特に理事会の面々は、あなたと違い、実社会のビジネス界で揉まれた方たちである。もしもその条件を盛り込まなかったなら、これは極めて重大な職務不履行です。普通の企業であれば首切り物だ。
もしもその条件を盛り込んでいながらエスクローがボツになったにも係らず5年間のレント総額$924,034の超豪華版へと引っ越したのであれば、これは日系社会への、特に旧敬老の居住者への冒涜である。
拝啓 ショーン三宅
& 敬老理事会殿、
始めに“いきり立たれたご婦人が何人もいらっしゃいました”と書きました。旧敬老引退者ホームの方々です。売れてもないのに、無断で高層ビルの最上階へ引っ越したからです。パシフィカ社との売却が終わる2016年の2月までは、引っ越す必要などまるでなかった。ボイルハイツにあった本館に留まっていれば、無料だったのですからね。
居住者としては黙っておられません。高額で無駄なそのレントは、居住者の支払う家賃から賄われたからです。パシフィカ社とのエスクローがクローズする2016年の2月まで、居住者のみなさんが身を削って支払われた家賃が、職員一人当りのレント$1,046のために消えて行ったのです。恥を知りたまえ。
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